2004年07月21日(水) 21時04分

秘書検定の問題漏えい　予備校が模擬試験で出題（共同通信）

　資格取得の予備校を経営するエヌ・イー・エス・クイック教育システムズ（東京都新宿区）が、財団法人「実務技能検定協会」（同）が実施する秘書技能検定試験の問題を事前に入手し、そっくりまねた模擬試験問題を作っていたことが２１日、分かった。
　漏えいがあったのは２級の秘書検定試験。
　記者会見した同社の家坂圭一社長によると、２０人以上の受験者がいる大学や企業の場合、協会から委託を受けて試験を行えるという仕組みを悪用。委託を受けた同社の関連会社を通じて、試験問題を事前に入手した。
　その上で試験の１週間ほど前に、講師を派遣して大学で行う対策講座で酷似した問題を出し、解説をしていた。
　試験は毎年３回行われるが、今年２月と６月の講座で不正が行われたとしている。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040721-00000209-kyodo-soci