2004年07月21日(水) 10時27分
オプション企画を詐欺などで543人が告訴(琉球新報)
「有限会社オプション企画」(那覇市安謝)の出資法違反容疑事件で、出資者でつくる「オプション被害者の会」は20日午後、同社代表取締役の男性(57)に対する出資法違反(出資金受け入れの制限)と詐欺容疑の告訴状543人分を県警に提出した。
被害者の会によると、告訴人の出資額の合計は約31億2000万円になるという。
告訴状の提出を受けた県警本部生活保安課は「現在は被害者の会から相談を受けている段階。今後、会とも連携していきたい」と話している。
告訴状によると、男性は2002年10月下旬から11月初めにかけて、出資金を上回る額を後日支払うとして、不特定多数の者から合計1億3530万円を集めており、出資法違反に当たるとしている。
また、詐欺容疑については、01年から03年にかけて、「将来の株価を完ぺきに予想するプログラムを開発した」「オプション取引で多大な利益を得ることが確実」などと説明し、3か月で利息50%の配当をうたって金をだまし取ったとしている。
これに対し、代表の男性は「出資法違反といわれるのであれば、自分にも間違いはあった。確実にもうかると言ったこともあったかもしれない」としながらも、「返済を目指して今も一生懸命取引をしている。告訴はそれを邪魔するもので、自分の首を絞めることになるのではないか」と告訴自体を疑問視した。(琉球新報)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040721-00000005-ryu-oki