2004年07月16日(金) 00時00分

ネットと子ども影響を考える 都庁でフォーラム （東京新聞）

　インターネット社会が子どもに与える影響について考えるフォーラムが十五日、都庁で開かれた。民間非営利団体（ＮＰＯ）、教育、ボランティア、ネット関連企業などの関係者約百人が出席。九月に協議会を設立し、ネットの利用について提言をまとめることを決めた。

　ネットや携帯電話によるコミュニケーションの手段が拡大する一方、長崎県佐世保市の小六女児事件など、子どもが引き起こす犯罪とネットが関係するケースもあるため、問題点を探った。

　冒頭、治安対策担当の竹花豊副知事が「ネット社会のマイナス面を解決する知恵を出してほしい」とあいさつ。基調報告としてＮＴＴドコモの研究所の遊橋裕泰さんが「多くの親がネットの接続時間の長さは気にするが、子どもがどんなサイトを見ているかの関心が薄い」と話し、家庭内でネット利用のルールづくりの必要性を訴えた。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20040716/lcl_____tko_____003.shtml