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名古屋市内の税務署員が、納税者216人分の住所や氏名の個人情報入りの「携帯メモリー」が入ったカバンを盗まれたと、名古屋国税局が16日発表した。個人情報の中には、税務調査を受けた22人分の財産情報も含まれている。帰宅途中、酒を飲んだ後、ビルの階段で寝てしまい、その間にカバンがなくなったという。同国税局は個人情報を持ち出すことを禁止しており、署員の処分を検討している。
同国税局によると、名古屋東税務署(名古屋市東区)の署員(37)で、個人課税部門で調査担当をしていた。署員は今月7日夜、同僚と6人で東区の居酒屋で飲食した後、同僚1人と同市中区のスナックで約4時間、カラオケなどを楽しんだ。
8日午前1時ごろ、同僚と別れた直後、近くの雑居ビル1階の階段で寝てしまい、約1時間後に目を覚ましたが、カバンがなくなっていたため、交番に届けたという。
カバンには、パソコン用の携帯メモリーが入っており、納税者216人分の名前と住所などの情報が記録されていた。その中に03年度に相続税の税務調査を受けた22人分の有価証券や預金、不動産などの財産情報も含まれていた。さらに、土地や株式を売り、所得税の確定申告が必要と見込まれる人の名前や住所もあったという。
このメモリーをパソコンに入れると、だれでも情報を見ることができる。署員は「自宅でデータを整理するために持ち出した」と話しているという。(07/16 23:30)