悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2004年07月15日(木) 00時00分

安全性、情報公開の適切さチェック 半田市でPCB監視委初会合 東京新聞

 半田市内で持ち上がっているポリ塩化ビフェニール(PCB)処理施設建設計画を監視する「市PCB処理監視委員会」の初会合が十四日、半田市役所で開かれ、学識経験者と公募で選ばれた市民代表ら計十人が委員に委嘱された。今後、計画の安全性や情報公開の適切さを継続的にチェックする。今月下旬には先進地の北九州市を視察する予定だ。 (岡村 淳司)

 初会合では、榊原伊三市長が「半田市民はもとより、周辺地域の安全な生活のため尽力して」と激励。公募で参加した委員に感謝し、一人ひとりに委嘱状を手渡した。

 この後、日本福祉大情報社会科学部の千頭聡・助教授を委員長に、公募で参加した市民代表の薬局手伝い稲葉謙之輔さんを副委員長に選出した。

 千頭委員長は「専門的なことを扱う一方で、市民全員が理解・納得できるようにしなければいけない」と述べ、日本車両製造に対しては「環境コミュニケーションは企業の存亡にかかわる極めて重要な課題。市民に分かりやすく説明してほしい」と要望した。

 この日は、市や日本車両の担当者がこれまでの経緯と施設の概要を説明。委員からは「システムのデータ管理態勢はどうなっているのか」「計画に反対する市民運動の現状は」などの質問や、「環境モニタリングで一歩踏み込んだデータを公開してほしい」などの要望が寄せられた。

 同委員会は二十八、二十九日に、PCBの処理事業や環境保全に関する情報提供などのため国の全額出資で設立された会社「日本環境安全事業」が北九州市で取り組んでいるPCB処理事業と同市の処理監視委員会を視察する。会合は二カ月に一度のペースで開き、「監視委員会だより(仮称)」を随時市の広報紙に折り込む。任期は二年。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/ach/20040715/lcl_____ach_____000.shtml