2004年07月14日(水) 16時46分
職員名のはがき無断で発送 衆院選、弁護士会が警告(共同通信)
昨秋の衆院選で、兵庫県明石市の在宅介護支援施設「ライフ明海」を運営する医療法人「社団弘成会」の理事が、施設職員の名前を無断使用し、特定の候補者や政党を推薦するはがきを発送したことが分かり、同県弁護士会は14日、職員の人権侵害に当たるとして医療法人と理事に警告した、と発表した。
警告書によると、理事は昨年11月の衆院選で、施設職員の名前を差出人として、小選挙区の自民党候補者や比例代表で公明党を推薦するはがき約100通を施設利用者に送った。
あて先には理事が職務上入手した施設の利用者名簿が使われた。
弁護士会は「本人の意志に反して無断で名前を利用し、施設利用者の個人情報を目的外使用したのは重大な人権侵害」と認定した。名前を使われた職員のうち5人から救済の申し立てがあった。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040714-00000160-kyodo-soci