2004年07月14日(水) 00時00分
架空請求で通信料詐取/静岡・韮山(朝日新聞・)
2人が1000万円振り込む 架空請求のはがきにだまされ、約1千万円を振り込む被害が静岡市と韮山町であり、13日に2人がそれぞれ届け出た。清水署と三島署が詐欺事件として調べている。
清水署の調べでは、静岡市内の会社員女性(45)の自宅に10日、東京都内の「東京財務管理局」、「東日本情報センター」という二つの架空法人から「電子消費(通信)料金未納分」と書かれた請求はがきが届いた。女性がはがきの連絡先に電話すると、男性に「未納分を払わないと裁判にかける」と言われて、12日午後、市内の現金自動出入機(ATM)から約38万円を振り込んだという。しかし職員から「未納はこれだけではない」などと言われて、13日までに計13回、約1100万円を振り込んだ。
また、三島署の調べでは、韮山町の主婦(46)も同様の手口で約1千万円を取られる被害にあった。12日、架空団体名義で「連絡なき場合は裁判所へ出廷となり、給与、動産・不動産を差し押さえる」などと書かれたはがきが届き、電話をすると男に「あなたの電子料金の未納分が裁判になっている。訴訟取り下げに金がいる」などと言われて、4回にわたって約1千万円を振り込んだという。
(7/14)
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news02.asp?kiji=10879
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