2004年07月13日(火) 19時55分
<手製爆弾>紹介するネット向け警告文をHPに掲載 警察庁(毎日新聞)
インターネットのホームページ(HP)や掲示板を参考に、手製爆発物をつくるケースが相次いでいるため、警察庁は13日、「製造は違法行為で極めて危険な行為」とする警告文を同庁HPに掲載した。実際に仕掛けてけがを負わせたり、少年が安易に手を出して誤爆したりする事例も起きている。
同庁の調べでは、インターネットを参考に爆発物を製造し、これを仕掛けるなどした事件は02年以降6件起きている。昨年10月、埼玉県で無職の男が金融機関のATM(現金自動受払機)を爆発させ、今年2月には香川県で建設業の男が郵便物爆弾をつくり、開封された際に3人が重軽傷を負った。また、群馬県の高校生が東京都内で消火栓を爆破させたほか、神奈川県の中学生が爆薬を調合中に誤爆し、そばにいた友人に重傷を負わせるなど、少年がかかわった事件もあった。
同庁は「専門的知識のない人が製造できるものではない」と興味本位な製造にクギを刺し、「無責任なサイトもあり、絶対に手を出さないよう、子供を持つ保護者からも危険性を周知させてほしい」と訴えている。
同庁のホームページは、http://www.npa.go.jp/【窪田弘由記】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040714-00000057-mai-soci