2004年07月13日(火) 18時51分
カレー材料の産地偽る 通販大手2社に排除命令(共同通信)
材料の産地を偽ったレトルトカレーの広告を通信販売のカタログに掲載したとして、公正取引委員会は13日、景品表示法違反(優良誤認)で、ベルーナ(埼玉県上尾市)とセシール(高松市)の通販大手2社に、消費者に誤解を与える表示をしないよう求める排除命令を出した。
公取委によると、2社はそれぞれ、月替わりで各地の特産品を使ったレトルトカレーの通販を企画。ベルーナは昨年1月から今年2月まで、セシールは昨年3月から12月まで、材料の産地を偽った広告を自社の通販用カタログに載せた。
「北海道オホーツクのカレー」には中国産ホタテが使われていたほか、「鹿児島ポークカレー」にはデンマーク産豚肉が、「伊豆のエビカレー」にはインドネシア産エビが使われていた。2社は材料の産地を指定せず、大阪府などの食品加工業者にカレーを作らせた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040713-00000191-kyodo-soci