2004年07月13日(火) 00時00分

欧米３都市との価格差縮小 東京の食料品小売価格 （東京新聞）

　農水省が１２日発表した東京と海外の主要５都市との食料品の小売価格調査によると、食パンや牛肉など共通２９品目の小売価格（昨年１１月時点）は、パリなど欧州で記録的な猛暑の影響により食料品が高騰し、東京では生鮮品価格が下落したため、内外価格差は縮小傾向を示した。

　東京を１００として比較すると、ロンドンが８４、パリは８９、ニューヨークは９２で、前回調査より価格差は３−１０ポイント縮まった。一方、ジュネーブは１２２で１４ポイント拡大。シンガポールは同国の畜産物の価格が値下がりしたことなどから、９ポイント下落の５７だった。

　またコメ、しょうゆなど日本食に使う１３品を加えた４２品目の比較ではジュネーブが１４２のほか、パリ１２３、ロンドン１１３と、東京よりも割高だったが、ニューヨークは日本食が比較的手に入りやすいため９９にとどまった。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20040713/fls_____detail__000.shtml