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環境、経済産業両省は１２日、中央環境審議会と産業構造審議会の合同専門会議に、来年１月から自動車リサイクル制度が始まるのに伴って所有者が負担するリサイクル料金水準を正式に示した。両省や業界団体などが広告やテレビＣＭなどを通じて国民の理解を求める。
リサイクル料金は、エアコンとエアバッグ２個などが付いている標準的な装備で、乗用車が７０００〜１万８０００円、中・大型トラックが１万〜１万６０００円、大型路線・観光バスが４万〜６万５０００円程度。今月下旬から各自動車メーカーが車種や年式ごとに詳しい料金を公表する。
また、リサイクル料金の一部を使い、自治体が不法投棄された車を撤去する際の費用の８割を支援することも、料金を管理する自動車リサイクル促進センターから報告された。不法投棄した業者の行方が分からなくなったり、撤去命令に応じなかったりして、自治体が代執行した場合に援助する。原則、来年１月の制度開始以降に不法投棄された車が対象。全国で不法投棄や野積み状態にある車は昨年３月時点で約１７万台と推定されている。(07/12 22:52)