2004年07月12日(月) 14時14分
消費者金融社員、信用情報機関の個人情報引き出し売却(読売新聞)
中堅消費者金融の社員が、業界で作る信用情報機関「全国信用情報センター連合会」(東京都)から顧客の借り入れ状況などの情報585件を不正に引き出し、第三者に売却していたことが分かった。同連合会には、加盟する全国の消費者金融約4000社の顧客1930万人分の個人情報が登録されている。
情報を売却していたのは「プライムファイナンス」(東京都中央区)の男性社員(27)。同社などによると、昨年7月から今年5月にかけ、業務上の照会と偽って、顧客情報を引き出した。同社の調べに対し、社員は「個人的な借金があり、1件4000円くらいで名簿業者に売った」などと話しているという。
別の消費者金融の顧客から同センターへの個人情報の開示請求により、漏えいが発覚した。同社は今月5日付で、この社員を懲戒解雇した。
同社では「このような事態が起きたことを厳粛に受け止め、2度と発生させないようにしたい」としている。問い合わせは同社(0120・354・851)。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040712-00000206-yom-soci