2004年07月10日(土) 02時17分
竹島遊覧船“開店休業”に 韓国の会社 採算取れず(西日本新聞)
【ソウル9日藤井通彦】先月十七日、日本政府の抗議にもかかわらず、鳴り物入りで就航した韓国の鬱陵(ウルルン)島と竹島(韓国名・独島)を結ぶ遊覧船(定員二百十人)が、乗客の少なさなどから同二十七日以来、ほとんど運航中止状態になっていることが九日、分かった。
日韓が領有権を主張する竹島を観光商品化して、「毎日運航」をPR。韓国のメディアも大々的に取り上げた遊覧船だが、そもそも離島から発着するというハンディもあり、採算性はなかったとの見方が有力だ。
遊覧船を運航する「独島観光海運」によると、就航以降九日までの乗客数は約六百人で、悪天候によるものを含め欠航は十二日間に上った。運航した日も、わずか四十五人しか乗客がいない時もあったという。
同海運は今後も、申し込みが多い日は運航するとしているが、うたい文句だった「毎日運航」は事実上困難な状況だ。(西日本新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040710-00000014-nnp-int