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2004年07月09日(金) 14時14分

「亀裂」2件、実は「破断」…またウソ、三菱ふそう読売新聞

 三菱自動車製大型車でリコール(回収、無償交換)作業が進められているクラッチ部品の欠陥を巡り、三菱ふそうトラック・バス(商用車部門が分社)が回収した部品のうち6件で亀裂が見つかった問題で、このうちの2件は自走不能となる「破断事故」だったことが分かった。

 同社は8日の記者会見で、「亀裂は最大20センチ程度」とウソの内容を公表していた。

 同社幹部が9日未明、国土交通省に対し、発表内容にウソがあったことを認め、陳謝した。同日夕にも同社最高首脳が記者会見を開き、事実関係について説明するとみられる。

 国土交通省によると、破断事故を起こしていたのは、1992年式の大型ダンプ車と、95年式の大型カーゴ車。当初の発表では、回収したクラッチ部品の「クラッチハウジング」について、大型ダンプ車では「計約22センチの貫通亀裂」、大型カーゴ車では「計約20センチの貫通亀裂」が、それぞれ見つかったと公表した。

 しかし、この2台は、いずれも走行中に円筒状のクラッチハウジングが全周にわたって亀裂が入り、破断。自走ができない状態になったという。

 三菱ふそうでは、この2件を「事故」として扱わず、リコールのために点検作業を受けた車両から回収した部品と発表。国交省に対しても、同様の内容を報告していた。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040709-00000006-yom-soci