2004年07月08日(木) 22時00分
クラッチ系統、亀裂相次ぐ=山口事故車と同部位−三菱ふそう(時事通信)
三菱ふそうは8日、今年5月に国土交通省にリコール(回収・無償修理)届けを出した欠陥クラッチハウジングの対象車検査で、6台の同部品に亀裂が見つかり部品交換したと発表した。このうち3台の亀裂は部品を貫通。塩沢秀幸執行役員品質・技術本部長は「すぐ交換すべきレベルだった」と説明した。
クラッチハウジングのリコール対象車は実在登録ベースで約7万4500台。届け出後1カ月以上経過したが、まだ約9300台しか検査・修理を終えていない。
2002年10月に山口県で起きたトラック運転手激突死事故では、クラッチハウジング下部の亀裂から破断。プロペラシャフトなどが脱落しブレーキが利かなくなった。今回の6台はいずれも、この事故車と同部位に亀裂が見つかった。 (時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040708-00000729-jij-soci