2004年07月08日(木) 22時32分
最新ハブの一部で強度不足 三菱ふそう近くリコール(共同通信)
三菱製大型車の車軸とタイヤをつなぐ部品「ハブ」が破損し、タイヤが脱落する問題で、三菱ふそうトラック・バスは8日、最新型ハブの一部にも強度不足が見つかり、近く国土交通省にリコール(無料の回収・修理)を届けると発表した。
またクラッチを覆う「クラッチハウジング」でも貫通亀裂が見つかった。
リコール対象は最新型「Fハブ」のうち、初期の1994—95年に導入したハブを使う25トン車約2600台。横浜の母子死傷事故を受け、三菱ふそうは3月にC—Eの旧型ハブをリコール、破損のなかったFハブの強度もあらためて検証していた。
事故の反省から、それまでにない厳しい評価基準で走行試験や疲労限界を計算した結果、強度が低い材料を使った初期のFハブは目標とする走行寿命距離1100万キロに達しなかったという。
材料を変えた95年以降導入のFハブは、死亡事故を起こしたDハブの約2倍の強度があり、目標寿命もクリア。3月のリコール届け以降進めている、C—EハブからこのFハブへの交換で「強度上問題ない」としている。報告を受けた国交省は同社の評価が妥当かどうか精査を始めた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040708-00000253-kyodo-soci