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三菱自動車製大型車の欠陥問題で、山口県で02年に死亡事故を引き起こした欠陥部品「クラッチハウジング」のリコール(無償回収・修理)に伴って、新たに重大事故に発展する恐れがある亀裂が入ったクラッチハウジングが6台で見つかったことが分かった。国土交通省は事態を重視、三菱自から商用車部門を引き継いだ三菱ふそうトラック・バスに対し、6日現在で12%にとどまっている対象車種への点検を早めるよう指導する。
三菱ふそうが8日の記者会見で明らかにした。亀裂はいずれも筒形をしたクラッチハウジング(直径約60センチ)の両側に生じていた。うち3件は傷が部品の表面から裏面に貫通した状態で、最も大きい亀裂は長さ11センチに達していた。三菱ふそうは「貫通亀裂は極めて危険で、山口県の事故の起点となった現象。ただちに点検を受けてほしい」(塩沢秀幸・品質技術本部長)としている。
同社は5月26日、クラッチハウジングのリコールを国に届け出た。対象車種のうち7万4千台余りが現在も走っているが、点検を受けたのは6日現在、約9300台にとどまっている。
(07/08 20:23)