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女性は同市高富の十六銀行高富支店で預金を下ろしたが、行員らの適切な対応で、被害を未然に防いだ。
山県署によると、女性宅に電話があったのは同日午前十一時四十分ごろ。男の声で「警察の者です。息子さんが岐阜市内で追突事故を起こした。今息子さんと代わる」と言い、別の男が息子になりすまして「事故をやってまった。お金を九十万円ほど用意してほしい。振込先はまた連絡する」と話した。口の中を切ったため、声がいつもと違うとも説明したという。
女性は急いで銀行に行き預金を払い戻した。窓口の行員が金額を確認するように言ったところ、「息子が事故をしてしまったので手が震えてうまく数えられない」と答えた。行員は「おれおれ詐欺ではないか」と上司に相談。通報を受けた山県署員が立ち会い、息子本人に連絡したところ、事故を起こした事実はなかった。
同署管内では、おれおれ詐欺を未然に防いだのが今年になってすでに六件目。同署は「最近は警察を名乗る電話も多いようだ。警察が金の話のために電話をすることはない。十分気を付けてほしい」と注意を呼びかけている。 (伊藤 章子)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/gif/20040707/lcl_____gif_____002.shtml