2004年07月07日(水) 23時31分
Opera Software ASA、アドレスバー詐欺を修正した「Opera」v7.52英語版を公開(impress Watch)
写真:インプレス
|
ノルウェーのOpera Software ASAは7日(現地時間)、タブ切り換え型Webブラウザー「Opera」v7.52の英語版をリリースした。アドレスバーのURLを偽装する脆弱性と、Webページのフレーム内に別ドメインのサイトを表示できてしまう脆弱性が修正されている。
今回公開されたv7.52では、先月22日にデンマークのセキュリティベンダー会社Secuniaによって報告されたアドレスバー詐欺の脆弱性が修正された。アドレスバー詐欺は、WebページにJavaScriptやIFRAMEタグを用いて細工を施し、閲覧中のWebページとは全く関係のないURLをアドレスバーに表示できるというもの。
また、最近話題になっているWebブラウザーの脆弱性“フレーム詐称問題”が修正されている。これは、HTMLタグの一種である“フレーム”の技術を悪用し、アドレスバーのURLとは別ドメインのWebページを、指定したフレーム内に表示できてしまうというものだ。
さらに、[Open][Save][Print]といった8種類のツールボタンがデフォルトで表示されるようになったほか、本ソフトを日本語化する際の文字エンコードが改良されている。
なお、本ソフトはWindows 95/98/Me/NT/2000/XPに対応し、広告を同ソフトのツールバー上に表示する代わりに無償で利用できるフリーソフトだが、シェアウェア登録料の39米ドルを支払えば広告を非表示にすることが可能。現在、同社のホームページからダウンロードできる。
【著作権者】Opera Software ASA
【対応OS】Windows 95/98/Me/NT/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト(広告を非表示にするための登録料は39米ドル)
【バージョン】7.52 Build 3834(04/07/07)
□Opera Internet Browser
http://www.opera.com/
□窓の杜 - 【NEWS】Webブラウザー「Opera」にアドレスバーのURLを偽装できる脆弱性が新たに発見
http://www.forest.impress.co.jp/article/2004/06/23/operasecurity.html
□窓の杜 - 【NEWS】IEの“フレーム詐称問題”はセキュリティ設定で回避可能
http://www.forest.impress.co.jp/article/2004/07/05/framefraud.html
(中井 浩晶)(impress Watch)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040707-00000027-imp-sci