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2004年07月07日(水) 08時03分

プロミス、UFJと提携解消へ 三井住友と新会社案朝日新聞

 大手消費者金融のプロミスは6日、UFJ銀行との提携関係を解消する方針を明らかにした。6月に三井住友銀行の傘下に入ったことに伴い、UFJと共同出資している消費者金融会社、モビットの事業を見直すことにした。モビットは、今後プロミスが三井住友と共同設立する消費者金融会社に統合する案が有力で、メガバンクとの連携は三井住友に一本化する。

 プロミスはUFJと協議に入り、UFJが保有するモビットの株式や営業権を手放すよう求める。そのうえでモビットと新たな消費者金融会社を統合することを検討する。三井住友は、プロミスとUFJの交渉がまとまれば、モビットの株式買収などを含め、前向きに検討する考えだ。

 一連の動きで、大手消費者金融は、独自路線を維持する武富士、アイフルと、大手銀行の傘下で生きるプロミス、アコムとに二分される。

 モビットは00年設立で資本金200億円。現在の出資比率はUFJ銀行が50%、プロミスが45%、信販大手のアプラスが5%。04年3月現在の融資残高は約1700億円で、口座数は22万1000口座。04年3月期決算では、苦戦する銀行系消費者金融の中で唯一の当期黒字を出している。

 三井住友は、プロミスの株式の15〜20%を取得し、傘下に収める。両社で設立する新たな消費者金融会社は、金利15〜18%程度のローンを開発して両社の店舗で販売する計画で、モビットとは金利が同水準で顧客層も重なる。このため「三井住友とUFJの双方と提携し続けるわけにはいかない」(プロミス幹部)との判断に傾いた。

 また、UFJは04年度中に信販最大手・日本信販を子会社化する予定で「われわれの商品を扱うよう求めても、日本信販が優先される」(同)とする。ただUFJ側は「モビットの資本関係を見直す考えはない」としている。

(07/07 08:03)

http://www.asahi.com/business/update/0707/052.html