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国松孝次・警察庁長官(当時)が95年3月、東京都荒川区の自宅マンション前で銃撃された事件で、警視庁は、オウム真理教(アーレフに改称)の元幹部ら4人が事件に関与した疑いが強まったとして、7日にも殺人未遂容疑などで強制捜査に踏み切る方針を固めた。警察トップが銃撃されるという日本の犯罪史上例を見ない事件の捜査が、発生から9年ぶりに新たな局面を迎える。
関与が疑われているのは、同事件で96年に「自分が撃った」と供述したが、その後実行犯でないとされた教団元信徒で警視庁の元巡査長や教団元幹部ら4人。
この事件では、国松元長官が95年3月30日午前8時30分ごろ、自宅の東京都荒川区南千住6丁目のマンションから出勤する際、男に腹部などを撃たれて重傷を負った。男は自転車で逃走した。
元巡査長は97年1月、教団幹部に情報を漏洩(ろうえい)したとして地方公務員法違反容疑で書類送検されたが、起訴猶予処分となっていた。
国松元長官は94年7月に同長官に就任。97年3月に退任し、99年9月から02年12月まで駐スイス大使を務めた。(07/07 03:44)