2004年07月06日(火) 00時00分
抜歯の手術で 県に505万円の支払い命令(朝日新聞・)
県立病院 ◆ 舌の神経を傷つけ、放置した 野々市町に住む主婦(62)が県立中央病院で歯を抜いた際、過って舌の神経を傷つけられたとして、県に約912万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が5日、金沢地裁であり、井戸謙一裁判長は県に約505万円の支払いを命じた。
判決によれば、主婦は00年1月、同病院で抜歯手術をした後、舌の感覚がまひし、味覚症状などの異常が感じられた。医師は、主婦から舌の感覚異常について訴えを受けたが、詳細な問診や検査をしなかったうえ、治療を始めず、1カ月後に来院するように指示した。井戸裁判長は「療養指導義務があったのに違反したというべきだ」と述べた。
同病院の大家他喜雄院長は「県側の主張が認められず大変残念。今後の対応については、判決書を吟味のうえ検討したい」とコメントした。
(7/6)
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news02.asp?kiji=7336
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