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近畿日本鉄道は6日、奈良県内の橿原線などの電気機器を所管する「平端(ひらはた)信号班」(同県大和郡山市)で、定期検査の実施日を実際より1〜25日早く偽る不正が新たに89件あった、と発表した。
近鉄によると、同班は踏切など614カ所の機器を所管し、03年9月以降、延べ1228件の検査を実施した。このうち89件で、実際に検査した日は社内規定上の期限をすでに過ぎていたのに、期限までに完了した、とうその報告をしていた。
班長(40)は「ほかの仕事で忙しく、検査が遅れたのを上司に知られたくなかった」などと話しているという。近鉄は処分を検討している。
同班では03年8月まで在職した前班長も、検査の一部を怠ったのに報告書を捏造(ねつぞう)していたことが6月に発覚。近鉄は同月25日付で前班長を謹慎3日、上司4人を訓戒処分にしたが、公表していなかった。同社は「近畿運輸局には報告して指示を待っていたが、JR西日本が発表したので急きょ発表することにした。隠す気はなかった」としている。
(07/06 22:01)