2004年07月06日(火) 20時28分

消費者も「生活能力」検定試験、被害防止へ初の実施（読売新聞）

　日本消費者協会（東京都千代田区）は６日、「消費生活能力検定試験」を今秋から始めると発表した。

　携帯電話料金の不当請求や「おれおれ詐欺」など消費者被害が増加する中、被害を防ぐための知識の普及を目指す。消費者問題に関する一般向けの検定試験の実施は全国初という。

　出題範囲は衣食住や各種サービス、環境問題など。消費者トラブルについても、最近の事例を交えて出題する。一般コース（受験料２６００円）と、中学・高校レベルの基礎コース（同２２００円）があり、得点によって１級から５級を認定する。

　第１回試験は１０月２４日に全国８都市で。今後も年１回実施する。「最近は学生を狙った悪質商法も増えている。若い世代にも参加してほしい」と、同協会では呼びかけている。（読売新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040706-00000113-yom-soci