2004年07月06日(火) 11時14分
声かけで被害防止を 大津、おれおれ詐欺対策会議(中日新聞)
【滋賀県】「おれおれ詐欺」事件が増えていることから、県警生活安全企画課と県金融機関防犯対策協議会は5日、大津市浜町の滋賀銀行で、緊急防犯対策会議を開いた。
県内の銀行や郵便局など、金融機関関係者ら計約20人が参加。大林正雄県警生活安全部参事官が、おれおれ詐欺の県内での発生状況や防止策などを示した。
大林参事官は昨年68件だった被害件数が、今年6月末までに98件と増加している現状を説明。被害者のほとんどが、手口を知りながら、詐欺に遭うと混乱して指定口座に振り込んでしまうことなどを話した。
高額振り込みの客には「おれおれ詐欺では?」と積極的に声をかけ、早めに警察に通報することを勧めた。参加者は、熱心にメモを取るなどしていた。協議会は「家族に確認されましたか?」と書かれたステッカーを配布。現金自動預払機の画面にはってもらうよう呼び掛けた。
(隈崎 稔樹)(中日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040706-00000004-cnc-l25