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偽造クレジットカードでブランド品をだまし取ったとして、警視庁は５日、詐欺容疑などで指名手配していた男を逮捕した、と発表した。同様の事件で逮捕された男女三十数人の供述などから、同庁は、男が０１年以降に東北から九州まで少なくとも１２都県で起きている偽造カード詐欺事件の犯行グループの主犯格とみて調べている。
逮捕されたのは、東京都港区麻布台１丁目、無職江崎直昌容疑者（３５）。０１年６月に新宿・歌舞伎町のバーで拳銃を発砲し、男性２人に重軽傷を負わせたとする殺人未遂などの疑いでも指名手配されていた。
組織犯罪対策１課の調べでは、江崎容疑者は０３年３月２７日、千代田区内幸町のブランド品販売店で偽造カード２枚を使い、バッグなど８点（計約４５万円相当）をだまし取った疑い。同課は江崎容疑者の自宅から磁気データ入力前のカード約２５００枚などを押収しており、同容疑者がカード偽造にも関与したとみて調べている。
また、江崎容疑者が管理していたとみられる口座には計２億５０００万円の入金があり、同課はグループが詐取したブランド品などを換金して入金していたとみている。
(07/05 20:51)