2004年07月05日(月) 20時24分
医療相談、年間3万7000件 苦情が6割超、厚労省集計(共同通信)
医療に関する患者や家族の相談を中立的な立場で受け付ける窓口として都道府県が新設した「医療安全支援センター」に、初年度の2003年度に寄せられた相談は全国で計3万6961件に上り、その6割以上は医療内容や医療従事者の応対ぶりへの苦情だったことが5日、厚生労働省の集計で分かった。
支援センターは厚労省が医療事故対策の柱として03年度に整備をスタートし、5月に青森、神奈川両県で設置されようやく全都道府県で体制が整った。
相談内訳を「苦情」と「相談」で分けた集計では、内訳の区別がない三重、島根両県を除いて苦情が2万4161件と6割以上を占めた。
苦情の矛先は「医療行為・内容」(9254件)「医療従事者の対応ぶり」(5468件)「医療費」(4003件)が多かった。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040705-00000197-kyodo-soci