マイクロソフト、ＯＳ設定を変更ウイルス対策で公開（東京新聞）

2004年07月03日(土) 00時00分

　【シリコンバレー＝時事】米マイクロソフトは二日、ウェブサイトを閲覧しただけで感染してしまう恐れのある新種のウイルスへの耐性を高めるため、「ウィンドウズＸＰ」などの基本ソフト（ＯＳ）の設定を変更するプログラムを公開した。プログラムは同社ウェブサイトなどを通じて組み込むことができる。

　先週発見された「ダウンロード・ジェクト」や「ＪＳスコブ」などと呼ばれる新種のウイルスは、被害こそ少なかったものの、新たな攻撃手法として注目を集めた。マイクロソフトは、攻撃に利用される欠陥のうち一つについてまだ更新プログラムを一般公開しておらず、次善の策として設定変更で対応した。

　マイクロソフトは、欠陥を修正する更新プログラムの配布に向けた作業を進めている。また、今夏中には欠陥修正を一括して行う「ウィンドウズＸＰサービスパック２」の正式版を公開する予定。

悪のニュース記事