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新たなコンピューターウイルス「スコッブ」の標的となったインターネット閲覧ソフト(インターネット・エクスプローラー=IE)の欠陥について、米マイクロソフトは2日、情報流出などの危険を軽くするパソコンの設定変更ソフトの無償提供を開始した。米メディアなどによると、欠陥の完全な修正はできないが、ハッカーに悪用される機能を停止し、攻撃を防ぐ仕組みだという。
マイクロソフトは同社のホームページから、基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」の設定を変更するこのソフトの導入を呼びかけている。完全な解決策にはならないことから、今後数週間のうちにIE向けの更新ソフトをさらに提供する。
新ウイルスは「ダウンロード・ジェクト」とも呼ばれ、利用者がネット上のホームページを閲覧するだけで感染し、クレジットカード情報などを盗まれる恐れがあった。
現時点では、「スコッブ」そのものの危険はなくなっているが、IEの欠陥は残っており、専門家は「派生種のウイルスが出現して、攻撃を仕掛ける可能性がある」と注意を呼びかけている。(07/03 18:55)