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世界的に著名なファッション誌「ＶＯＧＵＥ（ヴォーグ）」の米国の発行元などが、マンション「ラ ヴォーグ南青山」を分譲した不動産会社を相手に、同誌のロゴと似たアルファベットやカタカナ交じりの標章の使用差し止めなどを求めた訴訟の判決が２日、東京地裁であった。高部真規子裁判長は「雑誌と関係があると誤信させるもので、不正競争防止法違反に当たる」と認め、同社に標章の使用禁止と４７５０万円の損害賠償の支払いを命じた。
このマンションは１３階建てで東京・南青山にあり、０２年、３７００万円〜１億９００万円で分譲された。
判決によると、同社は分譲する際、「南青山のデザイナーズマンション」と宣伝。パンフレットや看板にはファッションショーのモデルの写真を使っており、高部裁判長は「ＶＯＧＵＥ誌の高級でファッショナブルなイメージと同じイメージで販売された」と判断し、原告側の主張を認めた。
不動産会社側は「ヴォーグは仏語や英語で『流行』の意味。商行為で使えないのは疑問だ」と述べ、控訴する方針。
(07/02 23:00)