2004年07月02日(金) 16時54分
偽「森伊蔵」販売を認める 詐欺罪の男の初公判(共同通信)
生産量が少なく幻の焼酎とされる「森伊蔵」(森伊蔵酒造、鹿児島県垂水市)の偽物をインターネットオークションで販売したとして、詐欺や商標法違反などの罪に問われた大阪府八尾市の飲食店経営丸野義徳被告(48)の初公判が2日、大阪地裁(上垣猛裁判官)で開かれ、丸野被告は起訴事実を認めた。
検察側は冒頭陳述で、森伊蔵のオークション取引価格が定価2500円の10倍とし「被告は偽物を販売すれば借金を返済できると考え犯行に及んだ。だまし取った金はギャンブルなどに使った」と指摘した。
起訴状によると、丸野被告は昨年11月から今年4月にかけ、「森伊蔵」と表示した偽ラベルを張った他社の焼酎をオークションに出品。落札者約60人に約160本分の代金計約400万円を自分の口座などに振り込ませた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040702-00000121-kyodo-soci