2004年07月02日(金) 03時21分
河添元社長ら起訴 三菱自欠陥、業過致死罪(産経新聞)
山口県で平成十四年、三菱自動車(商用車部門が三菱ふそうトラック・バスに分社)製大型トラックの運転手が死亡した事故で、横浜地検は一日、クラッチ系統の欠陥を隠蔽(いんぺい)し事故を引き起こしたとして、業務上過失致死罪で、同社元社長、河添克彦容疑者(六七)ら四人を起訴した。二年半に及んだ一連の捜査は事実上終結した。
ほかに起訴されたのは、村田有造(六六)=三菱自動車元取締役、三菱ふそうトラック・バスカンパニー元社長▽宇佐美隆(六三)=三菱ふそうトラック・バス前会長▽中神達郎(六一)=三菱自動車元品質・技術副本部長−の各容疑者。四人とも起訴事実を認めているという。
三菱自動車元副社長、横川文一(六六)と同社元品質・技術本部長、鈴木弘敏(六三)の二容疑者は関与の度合いが薄いことなどから起訴猶予となった。
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横浜市で起きた三菱自動車製大型車のタイヤ脱落による母子三人死傷事故で、横浜地検は一日、道路運送車両法違反(虚偽報告)容疑で逮捕され、処分保留となっていた三菱ふそうトラック・バスの部長級幹部二人を起訴猶予処分とした。(産経新聞)
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