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2004年07月01日(木) 00時00分

改正都健全条例初日 「有害図書」を見逃しません 山田邦子さんら調査 青少年健全育成の名誉協力員を委嘱され、店頭で成人向け図書を手に取る山田邦子さん=1日午前、東京都台東区内のコンビニエンスストアで 東京新聞

 東京都が青少年健全育成条例を改正し、一日から罰則の適用が始まったことを受け、「有害図書」の包装や区分陳列を調査する青少年健全育成協力員の委嘱式が一日、台東区役所で開かれ、名誉協力員に任命されたタレントの山田邦子さんらが区内のコンビニエンスストアを調査した。

 改正条例は、性的描写が強いことなどを理由に都が指定した「有害図書」に、中身が見えないように包装を義務付け、違反した業者に三十万円以下の罰金を科す。

 協力員は都内にある書店やコンビニを定期的に回り、包装や陳列が適正か調査する。日本雑誌協会など出版関係団体は、指定がない場合でも各社の判断で、成人雑誌を表紙と裏表紙をつなぐ帯状のシールを張り封印する措置を取る。

 委嘱式では、治安担当の竹花豊副知事が「犯罪の凶悪化、低年齢化が進み、子どもをめぐる状況は深刻。条例の改正で問題の解決に向け一歩踏み出したい」とあいさつ。

 竹花副知事から委嘱状を受け取った山田さんら十六人の協力員は早速、コンビニや書店の雑誌を手に取り、シールによる封印を確認して回った。都は今後、千人程度に協力員を委嘱する方針。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040701/eve_____sya_____004.shtml