2004年06月30日(水) 00時00分
四国電力、PHS事業から撤退へ(朝日新聞・)
四国電力(本社・高松市)は29日、情報通信子会社の「STNet」が「アステル」の名称で続けてきたPHS(簡易型携帯電話)事業から撤退する方針を明らかにした。
四電の大西淳社長は記者会見で「他の電力会社の多くが店じまいし、関西や中国地方に行ったらアステルのPHSが使えないという状態になっている。客の利便性をみると、そろそろ考えなければならない。お客様がいることなので、慎重に検討したうえで時期を発表したい」と述べた。
「アステル」は、四国地方で95年10月にサービスを開始。ピーク時の97年8月には7万3千件の契約があったが、携帯電話に押されて契約件数が伸び悩み、この5月末には2万5900件までに落ち込んでいる。
「アステル」は全国の電力会社が提携して全国展開したが、関西、中部、北陸、中国、九州、北海道の各電力会社系の通信会社がすでに撤退または撤退を表明している。
(6/30)
http://mytown.asahi.com/kagawa/news02.asp?kiji=6638
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