2004年06月30日(水) 22時50分
<三菱ふそう製>ダンプカー事故で再捜査 栃木(毎日新聞)
栃木県粟野町の県道で5月、宇都宮市に住む男性運転手(60)の三菱ふそう製大型ダンプカーが対向車線にはみ出し、乗用車と衝突する事故があったことが分かった。運転手が所属する労働組合は29日、ダンプカーのハブが破断してブレーキが利かなかったのが原因として県警に再捜査を申し入れた。
県警鹿沼署は、既に運転手の男性を業務上重過失傷害の容疑で、宇都宮地検栃木支部に書類送検し、行政処分として2カ月の免許停止処分対象としたが、申し入れを受けて再捜査を始めた。
鹿沼署の調べでは、事故は5月13日午後0時15分ごろ、粟野町の県道で発生。ダンプカーが中央線を越えて反対車線にはみ出し、運転手が急ブレーキを踏んだところ、ハンドルが右に取られ、対向してきた乗用車と衝突した。乗用車を運転していた同町の男性(70)が2カ月の重傷を負った。
関東ダンプ協議会栃木支部によると、事故後、ダンプカーを県内の自動車修理会社で点検したところ、左後輪のハブが破断し、中のグリスが飛び散って左側のブレーキが利かなくなっていたという。ダンプカーは90年型で、リコール対象になっている。【関東晋慈】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040701-00000083-mai-soci