2004年06月28日(月) 23時58分
三菱訴訟の弁護士、セクハラで懲戒処分…横浜弁護士会(読売新聞)
横浜弁護士会(高橋理一郎会長)は28日、依頼者の女性にセクハラ行為をしたとして、会員の青木勝治弁護士(64)を業務停止3か月の懲戒処分にした。
青木弁護士は、横浜市の三菱自動車製大型車のタイヤ脱落母子死傷事故を巡る民事訴訟の遺族側代理人。「全くの冤罪(えんざい)」と反論し、近く日弁連に審査請求するという。
同弁護士会などによると、青木弁護士は2002年7月、離婚訴訟で依頼を受けた女性を委任状作成のためとして呼び出し、食事をした後、乗用車で送った。途中、女性は性的関係を迫られていると感じ、ホテル併設のレストラン駐車場で車から逃げ出したという。
女性からの懲戒請求を受け、同弁護士会懲戒委員会が調査。「委任状を作らなかったうえ、言動が不自然で不合理」であり、「行為はセクハラとして強い非難を受けるもので、反省も認められない」とした。
青木弁護士は「親切心でドライブに誘っただけ」とし、セクハラ行為を否定。三菱訴訟について、業務停止中は別の弁護士に引き継ぐとしている。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040628-00000316-yom-soci