2004年06月27日(日) 19時20分
リコール車種と説明せず トラック火災で三菱側(共同通信)
山陽自動車道で全焼した三菱自動車製のトラック=03年12月、山口県岩国市
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山口県岩国市で昨年12月、三菱自動車(現三菱ふそうトラック・バス)製のトラックが全焼した事故で、トラックがリコール済みの車種だったことを三菱側がユーザーに説明せずに「メーカーの責任ではない」と一方的に主張していたことが27日、関係者の話で分かった。
火災は原因不明のまま物損事故として処理され、補償はされなかった。中古車で購入したためリコール車種と知らなかったユーザーは、当時の三菱側の対応に不信感を強めている。
トラックは昨年12月18日夜、岩国市の山陽自動車道下り線を走行中、エンジン部分から煙が上がり、広島県福山市の運転手(59)が車から降りた後に出火、全焼した。
1996年製の「スーパーグレート」で、2000年7月、キャビンと荷台を結ぶ電気配線の取り付けの不備でリコールを届け、同年9月にリコールを終了。福山市の運送会社がその後に中古車として購入した。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040627-00000089-kyodo-soci