悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
03年度のアルミ缶リサイクル率が、77年に統計を取り始めてから初めて前年を下回った。アルミ缶メーカーはペットボトルに対抗して、ふた付きアルミ製ボトル缶の出荷を増やしている。ペットボトルでは、ふたを外してリサイクルに回す。これに慣れた利用者が2〜3グラムのアルミを含むふたを外してゴミとして捨てているためという。少なく見積もっても年間1800トン以上、回収量が減ったと見られている。
統計をまとめたのは、アルミ缶のメーカーなどでつくる「アルミ缶リサイクル協会」。03年度のリサイクル率は前年度比1.3ポイント減の81.8%だった。普通のタイプも含めたアルミ缶の平均重量は16.8グラム。ふたのアルミ量は少なくなく、「マイナス分の大部分はふたの分」との見方もある。業界では少なく見積もっても3割の缶ではふたが回収されず、0.5〜0.6ポイントの押し下げ要因とされる。
アルミ缶の03年度消費缶数は約177億4千万個で、前年度より約4千万個減。ただ、通常よりやや重いボトル缶については7億個増え、18億個となった。今後、ボトル缶が主流となりそうな勢いなだけに、協会側は「ふたも一緒に資源ごみに出してほしい」と呼びかけている。
(06/27 13:30)
http://www.asahi.com/national/update/0627/TKY200406270129.html