2004年06月26日(土) 02時49分
マイクロソフト排除勧告へ 独禁法違反で公取委(共同通信)
コンピューターソフトウエア最大手の米マイクロソフトが、日本のパソコンメーカーと基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」シリーズの使用許諾契約を結ぶ際に不当な条件を付けたとして、公正取引委員会は25日までに、独占禁止法違反(私的独占)で7月中にも同社に排除勧告する方針を固めた。
マイクロソフト側は「正当な契約の一環であり、違法ではない」としている。同社が排除勧告に応じない場合、公取委が裁判の1審に当たる審判を開始する。
公取委は2月、独禁法違反容疑で日本法人を立ち入り検査していた。
関係者によると、マイクロソフトはウィンドウズの使用許諾契約に、同社の技術がメーカーの特許権を侵害する恐れがある場合でも法的に争わないとする条項を盛り込み、自由な競争を阻害した疑いが持たれている。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040626-00000007-kyodo-bus_all