2004年06月26日(土) 00時00分

「フェリカ」携帯がマンションの鍵に（朝日新聞・）

福岡で秋から導入

　ＮＴＴドコモが非接触型ＩＣカード「フェリカ」搭載の携帯電話を７月から発売するのを受け、早川不動産（本社・福岡市）の子会社のＫＥＳＡＫＡシステムは、携帯電話をマンションの鍵として使うサービスを始める。９月から来春にかけて福岡市内の６棟への導入が決まっているほか、７月からはシステム販売の代理店を募集して全国展開するという。

　居住者は共同玄関や自室入り口に設置された読み取り機に携帯電話をかざすだけで、錠を開け閉めできる。電子メールで携帯に合鍵を送ることや、子供が帰宅した際に自動的に親へメールを送る設定もできる。

　来年３月からサービスを順次拡充する予定で、入退室時に「明日は近所のクリーニング店が割引」といったメールを配信したり、ストーカー対策で帰宅前に自宅の照明を点灯しておくことなども可能になる。

　不動産会社にとっては、居住者が部屋を引き払う際、鍵の交換の費用や手間を省ける。すでに福岡市のマンションで実証実験を始めており、各地の不動産会社から引き合いがあるという。（6/26）

http://mytown.asahi.com/fukuoka/news02.asp?kiji=6591