2004年06月25日(金) 02時33分
三菱ふそう、66億円の最終黒字 16年3月期単独決算(産経新聞)
官報で“密かに”開示
リコール問題に揺れる三菱ふそうトラック・バスが二十四日明らかにした平成十六年三月期の単独決算は、売上高が六千百十億円、営業利益が百二十四億円、最終利益は六十六億円だった。昨年一月に三菱自動車から分社したため年度を通じては初の決算だったが、前期からの繰越損失が九十九億円あったため、未処理損失三十三億円が残った。
昨年十一月段階の連結見通しでは、売上高八千五百億円、営業利益三百億円を予想していた。
三菱ふそうは二十一日に株主総会を開いて「損失処理案」を議案としていたが、「非上場のため」として決算内容の公表を拒んでいた。
ただ、株式会社は商法で「定時株主総会の承認後遅滞なく、貸借対照表又はその要旨を公告しなければならない」と定められているため、二十二日の官報に決算公告を掲載。マスコミなどに対する発表は行わなかった。(産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040625-00000017-san-bus_all