2004年06月25日(金) 23時01分
許可印ない令状で採血=酒気帯び検査でミス−大阪府警(時事通信)
大阪府警堺北署は25日、同署交通課の男性警部補(53)が、裁判官の許可印がない令状で、道交法違反で現行犯逮捕した男性から、飲酒していたかどうかを調べる採血をしていたと発表した。同署は「警部補の勘違いが原因」としており、処分しない方針。
同署によると、同府堺市に住む男性(37)の軽自動車が25日午前0時20分ごろ、同市内で民家の扉とブロック塀に衝突。警部補は、男性が飲酒の検知を拒否したため、同法違反(飲酒検知拒否)の現行犯で逮捕した。
警部補は血液中のアルコール濃度を調べるため、鑑定処分許可状と身体検査令状を大阪地裁堺支部に請求。受け取った書類に裁判官名と同支部の庁印が押されていたため、裁判官の許可印は不要と判断したという。 (時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040625-00000327-jij-soci