悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
三菱自動車の欠陥隠し問題で、警察庁は、同社がリコールや改善対策の対象と公表した過去の13件の事故について、事故原因や運転手に対する処分が適切だったか再調査するよう10都府県の警察に指示した。過去の事故についての再調査は異例という。
調査を指示したのは、94年4月から昨年2月にかけて、東京、神奈川、大阪、兵庫、愛媛、奈良、宮城などで起きた人身事故。
同庁によると、車の欠陥が事故にどの程度の影響を与えたかなどを調べ、すでに確定した運転手の過失が軽減される場合は、処分の見直しもありうるために再調査するという。
再調査を指示したうち、山口県熊毛町(現・周南市)で02年10月、冷蔵車が暴走して道路脇の建物に激突、運転手が外に放り出されて死亡した事故は、三菱自が放置したクラッチ系統の欠陥によりエンジンの動力を後輪に伝えるプロペラシャフトが脱落、ブレーキ系統を破壊して車が暴走したとみられている。山口県警は当時、死亡した運転手を道路交通法違反(安全運転義務違反)容疑で書類送検(不起訴処分)していた。
(06/25 12:37)