2004年06月25日(金) 13時52分
三菱製トラックを実況見分 2キロ無人暴走で広島県警(共同通信)
山陽自動車道で無人のまま暴走した大型トラックの実況見分をする広島県警高速隊=25日午前、広島市安佐南区(広島県警高速隊提供)
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広島市の山陽自動車道で18日、三菱ふそうトラック・バス製の大型トラックの運転手が追突で路上に投げ出されて死亡、トラックが無人のまま約2キロ暴走した事故で、広島県警高速隊は25日、暴走の原因を調べるため、車体をあらためて実況見分した。
見分は午前10時ごろから、広島インターチェンジ近くの高速隊で始まり、三菱の担当者や中国運輸局広島運輸支局の職員らも立ち会った。
これまでの調べでは、暴走の原因として(1)別の大型トラックに追突した衝撃でトラックの車両前部が変形し、アクセルが踏み込まれた状態になった(2)速度を一定に保つ「オートクルーズ装置」が作動していた−−などの可能性が浮上している。
県警は、車体に不具合がなかったかどうかも含め詳しく調べる方針。
調べでは、18日午前2時50分ごろ、広島市安佐南区沼田町の山陽自動車道上り線で、長崎県諫早市の運転手辻規雅さん(26)の大型トラックが、前を走っていた別の大型トラックに追突。辻さんは路上に投げ出されて死亡、トラックは無人のまま約2キロ暴走し、横転した。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040625-00000091-kyodo-soci