2004年06月25日(金) 12時49分
11件の人身事故を再調査 三菱欠陥で8府県警(共同通信)
三菱ふそうトラック・バスのリコール隠し問題で、宮城、神奈川、岐阜、静岡、大阪、兵庫、奈良、愛媛の8府県警が、同社のトラックなどが起こした11件の人身事故について、警察庁の指示に基づき事故原因の再調査に乗り出したことが25日、分かった。
同社が公表した欠陥と事故の因果関係が立証されれば再捜査に踏み切り、運転手が受けた道交法上の行政処分の見直しも検討する。
11件のほかに警視庁が昨年1月に起きた事故の再調査を既に始めている。また山口県で2002年に起きた死亡事故については神奈川、山口両県警の共同捜査本部が、業務上過失致死容疑で三菱自動車の元社長らを逮捕している。
警視庁と8府県警は、三菱ふそうが公表した資料を基に事故の発生場所や日時などを特定。今後、車両の運転手や事故処理を担当した警察官から話を聴き、事故の状況を再確認する。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040625-00000102-kyodo-soci