2004年06月25日(金) 16時03分
ユーザーの大半は「スパイウェア」を知らなかった(japan.internet.com)
参考記事 にもあるように、スパイウェア使用規制の立法化が連邦議会に求められるなど、米国ではスパイウェア対策が話題になっている。日本国内でのスパイウェアに対するユーザー認知度はどの程度あるのだろうか。また、スパイウェア対策をとっているユーザーはどの程度いるのだろうか。
インターネットコム株式会社 と
株式会社インフォプラント が行った、スパイウェアに関するユーザー意識調査によると、スパイウェアについて「知らなかった」「よく知らなかった」ユーザーは全体の64%、「知っていた」ユーザーは36%いることがわかった。
また、すでに全体の19.3%(58人)がスパイウェア対策をしており、57%(171人)が今後スパイウェア対策をしようと思っていることがわかった。
調査対象は、全国の10代〜60代のインターネットユーザー300人。年齢層は10代5.7%、20代21.3%、30代42.0%、40代22.7%、50代6.3%、60代2%。全体の男女別構成比は、男性48.3%、女性51.7%。
全体300人のうち、スパイウェアについて、「Web ページなどで見たこともなかったし、知らなかった」と回答したユーザーは48.7%(146人)、「Web ページで見たことはあるが、よく知らなかった」ユーザーは15.7%(47人)、「知ってはいたが、対策はしていない」ユーザーは16.3%(49人)、「知っていたし、対策をしている」は19.3%(58人)だった。
スパイウェアを「知らなかった」「よく知らなかった」ユーザーは合計で全体の64%(193人)、対策をしているいないにかかわらず「知っていた」ユーザーは合計で36%(107人)ということになる。
「(よく)知らなかった」ユーザー193人のうち、今後スパイウェア対策をしようと「思う」と回答したのは67%(128人)、「思わない」と回答したのは33%(63人)だった(無回答2人を除いた割合)。「思わない」理由としては、「よくわからない」からというユーザーが38人もいた。
一方、「知ってはいたが、対策はしていない」と回答したユーザーのうち、今後スパイウェア対策をしようと「思う」ユーザーは89.6%(43人)、「思わない」ユーザーは10.4%(5人)だった(無回答1人を除いた割合)。
以上から、すでに全体の19.3%(58人)がスパイウェア対策をしており、57%(171人)が今後スパイウェア対策をしようと思っていることがわかった。また、対策をしない理由として「よくわからない」が多くあげられていることを考えると、スパイウェアに関する情報が広まれば、今後対策をとるユーザーは増加すると思われる。
ちなみに、対策済みユーザーの使っているソフトウェアの大半が、
Lavasoft社 の Ad-aware と
Spybot で、どちらもフリーウェア。(
調査協力:
株式会社インフォプラント )
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