2004年06月24日(木) 00時00分
三菱トラックから白煙トラックを調べる富山署員ら=富山市新庄町で(朝日新聞・)
三菱自動車(現三菱ふそうトラック・バス)製のトラック「キャンター」(2トン、97年製)のエンジン付近から白い煙が出る事故が、富山市内で22日夕にあった。同市消防本部と富山署が23日、事故車を調べた結果、エンジンを始動させるスターターの過熱が原因と判明。所有者は「二度とこんなことが起きないようにしてほしい」と話している。
富山市大島2丁目の県道交差点で22日午後4時50分ごろ、信号待ちしていたトラックから煙が出ているのを運転していた配管作業員の男性(23)が気付いた。市消防本部の調べでは、男性が近くの空き地にトラックを止めて、エンジン部分に積み荷の砂をかけると煙が収まったという。運転手にけがはなかった。
市消防本部と富山署は23日午前9時半から、同市新庄町2丁目の北陸三菱ふそう自動車販売富山支社で、三菱側の技術者と共同で、事故車を調査。エンジン始動後、切り離されるはずのスターターがエンジンと一緒に回り続けて過熱した可能性があることがわかった。
白煙が出たトラックの所有者で、富山市内で配管業を営む男性(38)は同型のトラックをもう1台使っているといい、「リコールはあったが、仕事に差し障りがなかったので、気にせずに使ってきた」と話した。2台とも三菱ふそうの代理店から購入し、車検やリコールの対応なども任せてきたという。
(6/24)
http://mytown.asahi.com/toyama/news01.asp?kiji=4635
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