2004年06月23日(水) 23時30分
Webブラウザー「Opera」にアドレスバーのURLを偽装できる脆弱性が新たに発見(impress Watch)
写真:インプレス
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デンマークを拠点とするセキュリティベンダー会社Secuniaは22日(現地時間)、タブ切り換え型Webブラウザー「Opera」にアドレスバーのURLを偽装できる脆弱性が存在することを公表した。
今回報告された脆弱性は、WebページにJavaScriptやIFRAMEタグを用いて細工を施し、閲覧中のWebページとは全く関係のないURLをアドレスバーに表示できるというもの。
同様の脆弱性がv7.51で修正されていたが、これはアドレスバーに表示されるWebサイトのアイコン画像内にURLを埋め込むというもので、今回の脆弱性とは方法が異なる。
なお本脆弱性はv7.51に存在すると報告されているが、それ以外のバージョンでも存在する可能性があるという。編集部にて確認してみたところ、v7.51 英語版で再現し、v7.23 日本語版では再現しなかった。また現在、本脆弱性が修正されたバージョンの「Opera」は公開されていない。
□Secunia - Security and Virus Information
http://secunia.com/
□Secunia - Advisories - Opera Address Bar Spoofing Security Issue
http://secunia.com/advisories/11901/
□窓の杜 - 【NEWS】Opera Software ASA、セキュリティを強化した「Opera」v7.51の英語版を公開
http://www.forest.impress.co.jp/article/2004/06/04/opera751en.html
(中井 浩晶)(impress Watch)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040623-00000028-imp-sci