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２１日午後１０時１０分ごろ、佐賀県神埼町の長崎自動車道上り線で、走行中の三菱ふそうトラック・バス製１０トントラックの左後輪付近から出火、約９トンの宅配便を積んでいた荷台部分がほぼ全焼した。運転手の男性（４８）にけがはなかった。
佐賀県警高速隊の調べでは、トラックは長崎県大村市の運送会社「信愛エキスプレス」の所有。同市から東京に宅配便を運ぶ途中。城原トンネルを出たあたりで、左後輪付近から「ボン」と音がしたため、運転手は約１．４キロ先の高速バス停留所に停車して消火器で消火にあたった。その際、右後輪付近からも出火して荷台に燃え移ったという。信愛エキスプレスによると、このトラックは先月、車検を受けたが、異常はなかったという。
三菱ふそうの大型車では、後輪のベアリング（車軸受け）に不具合があり、１４日にリコール対象に加えている。１５日夜に長野県飯田市の中央道で１０トントラックの後輪から出火して積み荷の一部が燃える事故があり、同社が緊急点検を始めている。
(06/22 01:28)