2004年06月22日(火) 00時00分
ティファニーがネット競売イーベイ提訴(朝日新聞・)
米高級宝飾店ティファニーは、米インターネット競売大手のイーベイを通じて偽造品が販売されてブランド価値が傷つけられたとして、販売停止などを求めてニューヨーク連邦地裁に提訴した。21日、米メディアが報じた。ティファニーがイーベイのサイトから任意に落札した商品のうち、73%が偽物で、本物はわずか5%だったという。その他はもともと「ティファニー風」として売り出されていた。
訴えは、偽造品の販売停止のほか、偽造品から得た利益を明らかにするか、偽造品1種類当たり最大百万ドル(約1億1000万円)の支払いを求めている。偽造品の販売者ではなく仲介者であるイーベイの責任をどこまで問えるかが焦点だ。
21日夕時点で、イーベイでティファニーの宝飾品・時計を検索すると約4000点が競売中だ。イーベイ側は、自社であらゆる商品のチェックをするのは不可能だとして、商標などの権利を持つ会社が偽物を発見した場合に、個別に競売からの取り除き要求を受け付ける制度を導入している。ティファニーはすでに、従業員2人がかりでチェックを続け、1万9000もの競売停止を実現したという。
(6/22)
http://mytown.asahi.com/usa/news02.asp?kiji=6186
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